Musubi: Curating unique Japan experiences for sophisticated travellers

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  • 海外VIPとはどのような人達か?-ホテル編

     

    こんにちは。

    Musubiの増田恵美です。

     

     

    今日は、私が通訳ガイドのお仕事をさせて頂いている、海外VIPはどのような人達か?について、ホテルを基準にお話させていただきます。

     

     

    ご宿泊は5スターホテルと高級旅館

     

    2020年に予定した東京オリンピックを目前に、ホテル業界ではお部屋リニューアルや建設ラッシュがありました。新しいホテルは、エントランス、お部屋、レストラン、SPA、フィットネス、BARなど、大変気持ちの良い空間です。

     

     

    お部屋は、スタンダードでも45平米あり、天井も比較的高く設計され、プレミアクラス以上ですと、プライベートラウンジで、チェックイン、チェックアウトのほか、朝食、そしてコンプリメンタリー(サービスが料金に予め含まれます)のスナックやソフトドリンクが優雅な時間と共にご満喫いただけます。東京駅に近いホテル様ですと、新幹線プラットフォームまで荷物をご移動いただけるベルサービスもあります。

     

     

    ただ、海外VIPゲストの場合、新しいホテルという理由だけで「選ばれる」ホテルではないようです。

     

     

    では、その「選ばれる」基準とは何でしょうか?「選ばれ続ける」基準と言っても良いでしょう。

     

     

    サービスとホスピタリティー

     

    それは、人の目には見えない部分でした。しいて見えるとしたなら「笑顔」でしょうか。いくつか気になるホテルがあったとき、どれも、ファシリティの質やしつらいのハード面が好みであったなら、最終的に「選び続ける」理由は「人」なのですね。

     

     

    もちろん、新しいホテルが出来た時、今回は泊まってみようと心変わりされることもあるそうです。ですが、最終的に、戻られる場所は、安心して滞在できる居心地の良いホテルなのです。

     

     

    私は、通訳ガイドである一方で、海外旅行会社のランドオペレーター的立ち位置でもありましたので、FAMトリップ(視察旅行)でお越しになるエージェント様や、個人の海外VIPゲスト様から、どのホテルがどういった理由で良いと思うか?を聞かれる事が度々ございました。

     

     

    おかげさまで職業柄、都内や京都、大阪等の5スターホテル様や高級旅館様は、ほとんどを内覧させて頂いておりますので、ご旅行者様がカップルなのか、ファミリーなのか、プライベートジェットでお越しになるような大所帯なのか、年齢層は若年層か?シニア層か?等、その時のご旅行の形態により、ひとりひとりに最も合ったホテルがあると思うとご案内すると同時に、最も大切な部分についても触れます。

     

     

    そよ風が心地よく流れるようなサービスで、何事も丁度いい

     

    この何事も丁度いい感覚は、あらゆるプロフェッショナルが、その持ち場で最善のパフォーマンスを成し遂げるからこそ「在る」ように見えるものなのです。しかもそよ風が心地よく流れるように「在り」ます。

     

     

    例えば、ゲストリレーションズのスタッフはどのように動かれるのか、コンシェルジュはどのような気配りとサポートをご提供くださるのか、そして、ベルサービスでは何をどのようにサポートくださるのか…

     

     

    このように、ホテルの人によるオペレーションがどれだけ大切か、海外VIPゲスト様の横でいつの間にか習得させていただきました。

     

     

    「在った」のは、ゲストの3歩も5歩も先を行く、ホスピタリティーです。

     

     

    海外VIPゲストに携わるみなさまにおすすめしたいこと

     

    おかげさまで、私がガイドやアテンドをさせて頂いたゲスト様は、中東サウジアラビア、クエート、カタールの王室関係者様、欧米のセレブリティーやモデル、芸能人、企業の経営者様など、そのカテゴリーは異なりますが、共通していたのは、宿泊されるホテルでした。

     

     

    そして、最終日は、みなさまが笑顔になり、お見送りくださるスタッフ様へ深い感謝と握手をし「また来るね」と言って、成田空港、羽田空港、関西空港へとご移動されます。

     

     

    ホテルは、出逢いの分、様々なストーリーの生まれる場所です。そして海外VIPがご滞在されるホテルは、選ばれるだけの理由があります。

     

     

    私からのご提案は、富裕層向け滞在観光コンテンツを開発されているみなさまや、通訳案内士のみなさまにも、ぜひ、5スターホテルに訪れて頂き、ゲストのみなさまが何に、どのように、どうして、ご満足されるのかをお客様になったつもりで察知していただけるなら、コロナ禍が終わった世界では、きっとより良いものが創造されていくのではないかと思います。

     

    最後に、

     

    もし、こちらの文章をお読みくださっている、ホテル関係者様がいらっしゃいましたら、大変お疲れ様です。みなさまのお取組とご活躍は、ホテルロビーやレストラン、フロント、ベルデスク等で、長年、身近に拝見させて頂いて参りました。人であるからこそ、感じたい真心や笑顔、思いやりや気遣い、そういった日々の繰り返しは尊く、尊敬に値します。そして、今までご滞在くださった多くのゲスト様の胸に、今も、いつまでも、大切に守られていると感じます。コロナ禍であっても、コロナ禍が過ぎても、本物は残ると思っております。

     

    ぜひとも、このコロナ禍を振り返った時に「コロナがあったおかげで・・・」と言える時間を過ごして参りましょう。旅行業界、通訳案内士界も、インバウンドのゲスト様とお会いできるのは、まだ先になるとは思いますが、今、私だから出来ることをこのnoteに綴って行きますので、もしよろしければ、また遊びに来てください。

     

    次回は、「海外VIPとはどのような人達か?ー空港編」をお届けします。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • Farm & Dining が富裕層対応コンテンツである8つの理由

    こんにちは。
    Musubi の増田恵美です。いつもお読み頂きありがとうございます。
    今日は、いばらきで初造成した富裕層向けFITツアー「Farm & Dining」が富裕層ゲスト様にもお楽しみいただける8つの理由についてシェアしたいと思います。

    節の恵みに感謝する一期一会のダイニング「Farm & Dining」

     

    「Farm & Dining」は、茨城県古河市の秋庭農園さんを一日貸切り、旬の野菜と地酒を活かした郷土料理を中心に、農園ご夫妻と、お二人にご縁のあるシェフが、その時のその食材でしか味わうことのできないコースメニューにアレンジする、農園で楽しむダイニングです。

     

    秋庭農園さんご夫妻との出会いは、約1年前。偶然、いとこの同級生でした。(ちょっと話はズレますが、私の中では偶然は必然と翻訳されます。意味のあるご縁だよ!と教えて頂いているサインのような感じです。)このような素敵な偶然がある時、コトは必ず楽しくワクワクして進むようになっています。

     

    今回も素晴らしいギフトが!

     

    秋庭農園さんはただの農園オーナー様ではありませんでした。ご主人は元銀座レストランのシェフ。一方で奥様は、ビーガンにも対応経験のあるレストランにてハーブブレンダーとしてご活躍されていました。

     

    このお二人の得意分野をインバウンド富裕層向け滞在コンテンツづくり的視点で観ますと次の様なメリットが後から後から脳裏を駆け巡る訳です。

     

    Farm & Dining が富裕層向けコンテンツである8つの理由

     

     

    1、ビーガン、ベジタリアン、ハラル、コーシャー、グルテンフリー等々、日々通訳ガイドを悩ませる食事やレストランの選択がストレスフリーに美味しく楽しく実現する!

     

    2、しかも、日本では3農園さんでしか栽培していない「和ハッカJapanese Mintを使ったハーブティーやモヒート、スパクリング地酒とのマリアージュ利酒等が楽しめ、和な食をテーマに日本を楽しんでいただける!

     

    3、ガストロノミーツーリズムとして、その土地の気候風土が生んだ食材、習慣、伝統、歴史などによって育まれた食を楽しみ、その土地の食文化に触れることができる。

     

    4、「地産地消」「フードマイレージ的視点」「サステナブルツーリズム」を組み合わせ、環境に配慮した自家農園で育った旬の野菜に米、ハーブと地酒を農園がシェフにオリジナルコースメニューにアレンジして、農園内のビニールハウスで頂き味わうダイニングが実現する。

     

    5、秋庭農園さん×青木酒造さんのプロジェクト、酒米から共に作る、3代目「二才の醸」酒造りが米を中心にむすばれた素敵なストーリーとして確立している。

     

    6、青木酒造さんは、茨城県古河市に江戸時代から続く酒蔵で、2019年度、市販の日本酒品評会「サケコンペテイション」で、国内外計426蔵から7部門1919点が集まった中、特別賞を受賞。2020年東京オリンピック開催期間中JAL国際線ファーストクラスに「御慶事 雄町」がお目見え予定だった。今回の農園ガストロノミーツアーでは、酒蔵見学も年間を通して丁寧にご案内いただける。東京近郊1時間圏内ではなかなか見つからない貴重な酒蔵だ。

     

    7、秋庭農園さんも青木酒造さんも、とにかく魅力的な人たちであること。農園づくり、酒造りへの情熱と背景のお話は何を聞いても大変興味深く、日常では触れることのない素敵なお話が盛り沢山に聞ける機会。そして何より、ゲストの皆さまに喜んで頂きたい想いが伝わってくる。

     

    8、いばらきならではのアイテムである農業(農業産出額国内第2位)が素敵なSlow Lifeを味わえるコンテンツとなって、富裕層ゲストにもご満喫いただける内容となっている。

     

     

    まとめ

     

    この様な視点から造成と磨き上げを重ねてお目見えした「Farm & Dining」は、おかげさまで、令和2年度いばらき観光マイスター実証企画コンペティション2020観光庁 チャレンジ部門の1次審査を通過し、2次審査へとコマを進めました。

     

    2次審査プレゼンテーション資料として作成した動画をお披露目したいと思います。動画は2分22秒です。よろしければ、お時間のある時に、風通しの良い農園Slow Life 動画をお楽しみください。

     

    https://youtu.be/Qm2lyPlC-RQ

     

    最後までお読みくださりありがとうございました。

     

  • マイクロツーリズム – 通訳案内士の方からご相談いただいた「ツアーを地元で作りたい」お話

     

    こんにちは。

    Musubi の増田恵美です。

     

    今日は、先日実際に、通訳案内士の方からご相談いただいた「ツアーを地元で作りたい」お話をシェアしたいと思います。

     

    私が所属しているJFGやその他の通訳案内士の会では、コロナ禍の為、日本各地の研修等、自主的に切磋琢磨され、大変勉強熱心で頭が下がります。

     

    そのような中、地元の通訳案内士さんより、今までは諦めていた地元でのツアーをFIT(個人旅行)用につくってみたいとご相談を受けました。

     

    彼女は、比較的都内に近い茨城県にお住まいの為か、ホテル発着9時〜17時の通常ツアーでも行き来できる居住区に住んでおりました。ですが、体力が消耗されるとのことで、昨年は都内に暮らしていたそうです。通訳ガイド業務では、東京都の1Dayツアーの他、全国各地を周遊するツアーのご経験もあり、茨城県にもハイヤー付きのFITツアーでお越しになった事もあります。

     

    ですが、地元=茨城県の現状は、他県の様に、海外旅行者向けのツアーが多く存在しません。あったとしてもごく僅かです。多くは、グループ(団体旅行)で通過するか、クルーズ船の寄港地から、同じく大型バス20台口の1日もしくは半日ツアー程度です。

     

    本当だったら、もっとあっても良い、富裕層にも対応できるFITツアーは、まだ掘り起こし前のように感じます。

     

    その理由は長くなるので省略いたしますが、今日は、私が実際に、茨城県古河市の富裕層向けFITツアーをつくってみた時に気が付いた内容で、彼女にお伝えしたことを書きたいと思います。

     

    インバウンド富裕層向けに観光コンテンツ(行程と内容)を造成するポイント

    1.  いばらきならではの強みがいきている事

    2.  コンテンツとコンテンツの間を結ぶガイドに十分なホスピタリティ能力とツアーマネージメント力がある事

    3. コンテンツが生産者等の場合、十分に信頼関係が出来上がっている事、また内容にご自身が興味がある

    4. コンテンツがリラックスできる行程におさまっている事

    5. アウトサイダーではなく、どれだけインサイダーとして地元の人々との交流地域を愛する工夫がコンテンツ内にあるかという視点

    6. 行程のコンテンツに富裕層ゲストが興味を持ちそうなオプショナルプランの引き出しが用意できている事

    7. 上記6点以上に大切なのは、お迎えしたい、楽しんで頂きたい熱意がガイドにある事

     

    ざっと、このような事を思いつきました。

     

    もしかしたら、他にも出てくるかもしれませんが、やはり大切なのは、ツアーを作りたい気持ちです。その意識があるからこそ、この世に想像→創造、具現化するからです。

     

    その後、お電話を受けて、更に付け加えて出てきたアドバイスは、
    ツアーの行程は、10:30〜17:00内で考えられるBest of Bestをデザインする事でした。
    この時間帯は、都心からの移動を朝9時に設定した場合の行程案です。

     

    このツアー造成の視点は、ガイドを専業にしていらっしゃる彼女の耳には新鮮に届いたようです。

     

    要は、「あまりにもいっぱいのコンテンツをゴチャゴチャと入れ込むことは出来ない」というお話です。

     

    今後、日本各地の僻地であっても、通訳ガイドがいれば、面白いツアーが出てくる事を楽しみにしています。自分がお客様に堂々とおすすめしたい日本のこと、です。しかも、地元をガイドできるなんて素敵じゃありませんか?

     

    少なくとも、私は地元をご案内できる喜びを約15年間ガイドをしてはいても、今年ようやく初めて経験しました。

     

    茨城県古河市という誰も知らない所をお客様にご案内する事など一生ないだとうと思っていた事が、実際に実現した時の感慨深さはひとしおでした。

     

    短い内容ではございますが、どこかしらにヒントが見つかり、皆さまの今後の取組のご参考になれば本望です。

    お読み頂き、どうも有難うございました。

     

  • 海外VIPガイドという仕事

    AMANEMU

     

    コロナ禍で、日本各地から外国人旅行者の姿が消えた。

     

    私は、全国通訳案内士という語学の国家資格で、海外VIPゲストのガイドやアテンドを約15年間続けてきたが、今回のような光景は初めてだ。どこか、東日本大震災直後の静けさ、に似ているようにも感じる。

     

    私について少々追記するが、他のガイドの皆さまと異なる特徴は、日本政府観光局(JNTO)が観光立国を掲げ海外に進出していた当時、2004年から英国系旅行社で富裕層向けツアーをつくりはじめたことだ。

     

    その頃は、「インバウンド」という言葉も頻繁に使われていなかったし、築地市場場内の目玉である「マグロの競り」は早朝5時に出かけても十分見学することができた。今となっては、面影もない浜離宮庭園の隣地に、世界最大級の規模で存在した築地場内市場だ。

     

    今年は4月に、中東サウジアラビアからの王室関係者のガイド依頼が予約済みだったが、コロナ禍でその仕事はなくなった。ツアー自体がキャンセルされた。

     

    一方で、潤沢な時間が出来た。

     

    以前から始めたいと思っていた、茨城県のインバウンドツーリズムの掘り起こしとコンテンツの磨き上げに、本格的に腰を据えて着手出来るようになった。

     

    そもそも、通訳ガイドの私が「海外VIPの取り扱い説明書」* を書こうと思うに至った背景がある。2020年2月に実施した、茨城県古河市初の視察ツアー(FAMトリップ)がきっかけだ。

     

    FAMトリップは、茨城県国際観光課と茨城県観光物産協会の主導のもと、主に富裕層を顧客にもつ都内高級ホテルのコンシェルジュを対象に県内の魅力を体験いただき送客につなげる趣旨だった。

     

    招聘者は、レ・クレドールジャパンと日本コンシェルジュ協会に所属するチーフコンシェルジュの皆さまで、パレスホテル東京様、ザ・ペニンシュラ東京様、マンダリンオリエンタル東京様、ホテルニューオータニ様で、レ・クレドールジャパン会長もお声がけさせて頂いた。

     

    私の役割は、故郷である茨城県古河市の新たな滞在型観光コンテンツを掘り起こし、旅にストーリー性を持たせツーリズムを造成するお手伝いとツアー全体のオペレーション、マネージメント、そして通訳ガイドだった。

     

    ただ、ご存知の方も多いと思うが、茨城県は魅力のある都道府県ランキングで連続最下位。正直、このFAMトリップを実施しフィードバックを頂くまで、茨城コンテンツが、富裕層ゲストにもご満足いただける内容かは分からなかった。

     

    結果から申し上げると、今回の初FAMトリップは大成功に終わった。

     

    ご参加くださった皆さまの中に、オランダ人寿司シェフのご友人も含まれており、必然的に、FAMトリップは本番同様、英語でのガイドとなった。

     

    ご友人は、今回の日本滞在で最も素晴らしかった土地名として「古河」を何度も何度も連呼し覚えて帰ってくださったそうだ。

     

    では、このFAMトリップを大成功に導いた要因は何であったか?

     

    その最もたるは、いばらきの強みを活かした魅力的な滞在観光コンテンツの素晴らしさ、もさることながら、コンテンツとコンテンツを結び、海外VIP対応にも精通した通訳ガイドが、ホスピタリティと共にお客様をおもてなしし、持続的に同等の質のツアーを安心してご提供できる体制を有しているか、であった。

     

    おかげさまで、茨城県古河市のツアーは、今後、都内ファイブスターホテルの非公開プログラムとしてノミネートされるオファーを頂戴した。まさに快挙である。

     

    各ホテルのチーフコンシェルジュの皆さまは口々に、こう仰ってくださった。

    「増田さんのような方が、全国にいらっしゃったら良いのに・・・」

    その真意は、これから、ゆっくりと「海外VIPの取り扱い説明書」でご案内していきたい。

     

    海外VIPガイドという仕事は、24時間体制の究極のサービス業だ。ホスピタリティーを尊び、お客様ファーストでおもてなしをするツアー運営と語学のプロである。

     

    ただ、実際の仕事内容を知る者は少ない。理由は、海外VIPを担当するガイドは一部に偏る傾向があるからだ。まして、富裕層ツアー造成経験を持つ通訳案内士の現場の声は、稀であるし貴重なコンテンツ開発材料となり得る。

     

    海外VIPゲストについて、ホテル滞在中のコンシェルジュの皆さまのように、ツアー中のゲストの嗜好をよく知る海外VIP通訳案内士としての経験が、国や県、市町村、DMO等の観光コンテンツ造成のお役に立ち、また、通訳ガイドの皆さまやインバウンド業界に興味のある学生の皆さま、更には、PR、広告、旅行会社の皆さまのお役に立つことができれば大変嬉しく思う。

     

    *「海外VIPの取り扱い説明書」という読み物を書くことにしました。

    ご興味がありましたら、下記のリンクへ是非遊びに来てください。

    https://note.com/musubi_megumi

     

     

  • 「新常態(ニューノーマル)としての持続可能性」~ 観光の将来像 Sustainability as the New Normal – The Future of Tourism

     

     

     

    最近興味深く

    オンラインZOOM講座等で情報収集をしているのは、

    サステイナブルツーリズムです。

     

    An interesting topic that I’ve been gathering information about lately through online ZOOM courses and other resources is sustainable tourism.

     

     

    国連世界観光機関(UNWTO)が主導する

    “ワンプラネッ ト・サスティナブルツーリズム・プログラム”

    (One Planet Sustainable Tourism Programme)

    が案内されました。

    https://unwto-ap.org/wp-content/uploads/2020/06/final.pdf

     

     

    The United Nations World Tourism Organization (UNWTO) introduced the “One Planet Sustainable Tourism Programme”, an initiative of the UNWTO.

     

     

    原文は、こちらから

    Click here to read the original.

    https://webunwto.s3.eu-west-1.amazonaws.com/s3fs-public/2020-06/one-planet-vision-responsible-recovery-of-the-tourism-sector.pdf

     

     

    Musubiがある茨城県古河市は、

    揺らぐ事なく、魅力のない都道府県

    最下位47位の茨城県の西の端。

    県内の人々からも余り知られおらず、

    栃木県でしょ?

    埼玉県でしょ?

    と、まるでクイズ。(笑)

     

     

    The city of Koga, Ibaraki Prefecture, where Musubi is located, has never wavered and is at the western end of Ibaraki Prefecture, ranked 47th lowest in the prefecture for attractiveness.

    The city is not well known even to people in the prefecture. It’s in Tochigi? It’s in Saitama, right? And it’s like a quiz.

     

    確かに、東京駅や新宿駅からは60分で来ることが出来ても

    水戸県庁まで行くには、他県経由でないと行けないところ…

     

     

    It”s true that even if you can get there in 60 minutes from Tokyo Station or Shinjuku Station, you have to go via other prefectures to get to the Mito prefectural office…

     

     

    でも…

    もしかしたら、

    誰も知らない、この場所で

    FinlandのようなLifestyle自体が

    ツーリズムの魅力になって行く可能性が

    あるんじゃないか。

     

     

    However… Maybe there is a possibility that Lifestyle itself, like Finland, could become an attraction for tourism in this place, which no one knows about.

     

     

    そもそも

    普段の暮らしがSocial Distanceなわけで、

    インバウンドの「イ」の字もなかったところ。

     

     

    In the first place, our everyday life is “Social Distance”, where there was no such thing as an inbound tourism.

     

    でも、そこには、

    Slow Life

    があります。

     

    Yet, there is a “Slow Life”.

     

    Slow Life が日常の17代目農園さんや

    江戸時代から古河城主献上にするお酒を真心を込めて作ってきた酒造社さん

    他にも魅力的な方々が

    たくさん、います。

     

    In addition to the 17th generation of farmers for whom “Slow Life” is a daily routine, and the sake brewing company that has been wholeheartedly producing sake for the lord of Koga Castle since the Edo period, there are many other fascinating people in the area.

     

    サステイナブルツーリズム とは?

    フィンランドの事例のように

    お越しいただくゲストのみなさまにも

    予めご提供できること

    出来ないことを知って頂き

    共鳴頂けたら

     日常の暮らしの中へお招きする。

     

     

    What is sustainable tourism?

    As in the case of Finland, we would like to invite our guests to join us in our daily life if we can offer them what we can’t offer them in advance.

     

     

    また、サステイナブルツーリズム とは?

    万能なのが「サステナブルな食」の提供です。

     

    フード・マイレージ (food mileage) という言葉を聞いたことがあるでしょうか。食料の産地から消費される場所までの移動距離と輸入量を掛け合わせた「食料輸送距離」と訳される数字で、食料輸送による環境負荷を意識するためのものです。遠くから多くの食料が運ばれれば、輸送によって排出される二酸化炭素排出や窒素酸化物が多くなり、環境負荷が大きくなります。近くで採れたものを食卓に並べるだけで、地球に優しい行動なのです。

     

    2020127日、パリで行われた『ミシュランガイド フランス 2020』のサステイナブル部門でシンボルの緑色のクリーバーを受賞した、フランスパリとイタリア国境付近のレストランは、飲食業のサステナブルを次のように表現しています。

     

    「季節にあった献立をつくり、小規模経営の事業者や職人と協力して環境に優しい取り組み」

    環境に配慮した自家農園で育った野菜にもぎたての果物、地元で養殖された魚を味わうことができる」

     

    And what is sustainable tourism?

    The all-important thing to do is to provide “sustainable food”.

    Have you ever heard of food mileage? Food mileage is the distance food travels from the place of origin to the place of consumption multiplied by the amount of food imported. The more food that is transported from a distance, the greater the carbon dioxide emissions and nitrogen oxides that result from the transport, and the greater the environmental impact. Simply putting food from nearby on the table is a good way to help the planet.

    A restaurant in Paris, France, and near the Italian border, which won the symbolic green clover in the sustainable category of the Michelin Guide France 2020 in Paris on January 27, 2020, describes sustainability in the food and beverage industry as follows.

    Creating seasonal menus and working with small-scale businesses and artisans to be environmentally friendly.

    You can taste vegetables, rice and herbs grown on our own environmentally friendly farm, arranged into an original course menu by a top chef at the farm.

     

     

    そんな、サービスを

    ご提供する側と受ける側が

    相互に尊重し合う関係が

    三密を避け、

    ひいては、オーバーツーリズムを前もって回避し

    ゲストはもちろんのこと

    旅に携わるすべての人が

    笑顔になる。

    多分、地球も!

     

     

    Such a mutually respectful relationship between the service provider and the recipient avoids trichotomies, which in turn avoids over-tourism and brings a smile to the guests and everyone else involved in the tour. Maybe even the planet!

     

     

    そんな試みが、

    ここ茨城県から発信できるのではないか?

    既存のインバウンドツーリズムが

    無いに等しかったからこそ

    今ここから

    始められる可能性がある

    のかもしれない。

     

     

    I believe that such an experiment can be transmitted from Ibaraki Prefecture. There was virtually no existing inbound tourism, so perhaps there is a possibility to start here and now.

     

     

    しかも、テレワークで経験した

    自宅での仕事暮らしスタイルで

    地方での一戸建て畑付き暮らしなど、

    興味のある方も出てくるのではないかしら?

     

     

    テレワークで、子どもとの時間が尊いことを

    改めて気がつく事ができた。

     

     

    Moreover, I wonder if some people might be interested in living in a rural area with a detached farm with a home work life style that they experienced in telework?

     

    茨城県へのプチ移住やSlow Lifeが

    旅づくりの延長上に、

    ご興味がある方のために

    発信出来たら嬉しい。

     

    Through telework, I was able to realize once again how precious time with children is.

     

    そう考えたら

    なんだか、とっても

    ワクワクする。

     

     

    I feel very excited when I think about it.

     

     

     

     

    増田 恵美

    全国通訳案内士

    Musubi Ltd. 代表

     

    Megumi Masuda

    Professional Guide

    Founder of Musubi Ltd.

     

  • We welcomed Les Clefs d’Or Japan – Ibaraki Koga FAM trip

    This is official key news from Les Clefs d’Or Japan.

     

    Sumiyoshi-san, a president of Les Clefs d’Or Japan kindly sent me their Key News about Ibaraki Koga FAM trip. We had great feedback from everyone on the tour.

     

    Especially on the 27th of March, chief concierge of The Peninsula Tokyo and I had a meeting about nominating Koga tour on their private program.

     

    How could I guess Koga can be nominated as a program for The Peninsula Tokyo?  As all we know, Ibaraki is a prefecture known as the most unattractive destination to go, but we have been chosen.

     

    Why?

     

    To this question might have answers how we could promote the destination outside “Golden route” and create new inbound tourism.

     

    Personally, I was more than happy to take my lovely guests to my hometown where I was born. It just feels so good to talk about my city and take them around. I never thought that I could have an opportunity being a professional guide as well as a travel agency to organize and operate the tour of Koga, Ibraki. I thank for everyone who created this tour and being involved for planning, organizing and participating together. The suppliers are very good friends of mine who always thought about their hometown and Ibaraki with love and appreciation. We all hope our guests could sense the feeling being part of us.

     

     

    Thank you so much for your special attention and time to read all this.

    Please do take care of yourselves and stay safe at wherever you are now.

     

    With very best wishes,

    Megumi Masuda

    Founder of Musubi Ltd.

     

  • Ibaraki Koga FAM trip

    My dream came true on the happy Valentine’s Day 2020.

     

    I have been a professional licensed tour escort and guide for more than 15 years but never been taking guests to my hometown, called Koga city in Ibaraki.

     

    No one really knows about this city. Even people from the same prefecture sometime wonder Koga is located in Tochigi? or Saitama? Indeed, with the local transportation like train, we never get to our capital city, Mito, without taking route on the local line in other prefectures.

     

    However, this Koga has been chosen as a city of Ibaraki FAM trip in last February by local authority, Ibaraki international tourism office.

     

    Perhaps, people might think, why???

     

    That is a good question to start when it comes to plan a new tour for inbound tourism which supposed to be very interesting, attractive and eye-catching, but always important to have passion and love for their own city from their own people together.

     

    This is what I have learned as being a full time staff of an inbound travel agency as well as a frontline, being a professional guide.

     

    I have been dreaming of welcoming chief concierges from five star luxury hotels from Tokyo. And it became true. The guests for the Koga FAM trip were members of Les Clefs d’Or Japan, including the president herself.

     

    The reason why having the concierge to be the guests is important is because I know that they are the professionals who understand the best hospitality and services. They sense what guests truly want to see, do and experience. They are also frontlines like guides.

     

    If we can make a tour that all the chief concierges would feel very happy, it might mean that we can be very sure that the level and quality of hospitality and services are good, and that tour could offer their guests enjoyable holidays.

     

    I would like to write more about this FAM trip, perhaps on the next blog.

     

    Thank you so much for your special attention and time to read all this.

    Please do take care of yourselves and stay safe at wherever you are now.

     

    With very best wishes,

    Megumi Masuda

    Founder of Musubi Ltd.

     

  • COVID-19 感染防止のための対応について

    Garden Blessings

     

     

    新型コロナウイルス感染症により、

    お亡くなりになった皆さまに

    謹んでお悔やみを申し上げますとともに、

    罹患された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

    また、世界各地で治療や感染予防にご尽力いただいている方々に、

    心からの感謝と敬意を表します。

     

     

     

    私に出来ることは限られておりますが、

    みなさまのご健康とご身体の安全をお祈り致しております。

     

     

     

    当社は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、

    新型インフルエンザ等対策特別措置法による緊急事態宣言に基づき

    「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」に対する

    感染防止と安全確保を最優先に、対応を実施してまいります。

     

     

     

    緊急事態宣言発出後より営業を一時休止させていただいております。

    営業一時休止期間 2020年4月18日(土)〜5月6日(水)

     

     

     

    We extend our deepest sympathies to those who passed because of COVID-19.

    We also would like to send our great appreciation for those who work as frontline

    to save others at health and medical center,

    and to work for others at social services, local markets and more.

     

     

     

    What I can do is limited, but I sent 555 times of

    Arigatou ” Thank you” and Aishiteru “I love you”

    for everyone on the earth and for the earth herself,

    hoping that all virus and fears change their shape to love and light.

     

     

     

    As we are all asked to stay home,

    we close our office during the following period.

    18th April ~ 6th May

     

     

     

    Should you please contact us to the following email address, if you have any queries.

    info@musubi-travel.jp

     

    We all hope the world become a better place and

    will see you again together with good health and big smiles.

     

     

     

     

    愛と感謝とともに

    増田 恵美

    株式会社Musubi 代表

     

    With very best wishes,

    Megumi Masuda

    Founder of Musubi Ltd.

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